米百俵

読みこめひゃっぴょう
品詞名詞
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意味

(1)山本有三(ユウゾウ)の戯曲。戊辰戦争に敗れた越後長岡藩(現:新潟県長岡市)の実話。 1868(慶応 4. 9.)戊辰戦争で降伏した長岡藩は新政府に禄高を7万4千石から2万4千石に削減されて財政が困窮(コンキュウ)。 1869(明治 2)大参事(旧家老)小林虎三郎は長岡城下四郎丸村の昌福寺に国漢学校を開設し、士族・町民の別なく入学させる。 1870(明治 3)支藩の三根山藩(現:新潟県西蒲原郡<ニシカンバラグン>巻町<マキマチ>)から支援米百俵が贈られた。 小林虎三郎は将来を見通して藩士に配らずに米を売却して代金250両に藩からの150両を加え、人材育成のために国漢学校の校舎を新築し、書籍や用具を購入。 その後、同校から渡邊廉吉・小金井良精・小野塚喜平次・堀口大学・山本五十六(イソロク)らが輩出した。

総画数
 22画
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