読み | しょかつこうめい |
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品詞 | 名詞 |
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(1)中国三国時代の蜀漢(Shu Han)(ショクカン)の宰相・戦略家( 181~ 234)。名は亮(Liang)(リョウ)、字(アザナ)は孔明。山東の名族の出。 後漢末の戦乱を避け湖北にいたが、劉備(Liu Bei)(リュウ・ビ)がその賢を聞いて「三顧の礼」をもって軍師に迎えた。 孔明の献策により劉備は、 208<建安13>江南の孫権(Sun Quan)(ソン・ケン)と同盟して、華北の曹操(Cao Cao)(ソウ・ソウ)の軍80万を長江中流の赤壁(Chibi)(セキヘキ)に破り、曹操の南進を阻止して「天下三分の計」を実現。さらに四川(シセン)(巴蜀)を得て蜀漢( 221~ 263)を建国した。 劉備の死後、丞相(ジョウショウ)として子の劉禅(Shan)を補佐し、漢中を回復しようとして四度北征して魏(ギ)と戦ったが五丈原(ゴジョウゲン)で魏の将軍司馬懿(Shima Yi)(シバ・イ)(仲達)と対陣中に病没した。 「葛生(Gesheng)(カツセイ)」とも呼ぶ。(三顧の礼)(1)